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がん治療、脱毛の悩みに“新しい選択肢”を

2020年3月23日 13:15
がん治療、脱毛の悩みに“新しい選択肢”を

脱毛の悩みに、新しい選択肢を――「N HEAD WEAR」は、髪があってもなくても、おしゃれを楽しめる、新発想の帽子です。

開発したのは、中島ナオさん。中島さんは、31歳の時、乳がんを経験。抗がん剤治療による脱毛に悩んだ経験から、「N HEAD WEAR」の製作を思いつきました。

中島ナオさん(ナオカケル株式会社代表取締役・デザイナー)「帽子でもウィッグでも気分が上がって、買いたいと思って買うものって見当たらなくて」「髪の毛がないことを前提に考えたら楽しめるものができるんじゃないかって」

中島さんのデザインをもとに、ひとつひとつ、職人が手作りで製作。華やかなデザインの装飾は、西陣織りを使用。長時間被ってもかゆくならないよう、肌に触れる部分にはコットンを使用しています。風でズレたり飛ばされることもなく、脱毛に悩む人でも、安心して使えます。

今年2月には、新作を発表。抗がん剤治療を経験した女性客は――

「抗がん剤治療中とか、抗がん剤治療があけてすぐでもおしゃれが楽しめるアイテムがたくさんあってウキウキしました」

ウィッグや帽子にかわる新しい選択肢として、支持を集めています。種類は全部で5種類。多くの人に届くよう、店舗販売のほか、ウェブストアでも販売しています。今も治療を続けながら商品を開発する中島さんは――

「新しい選択肢が増えることによって、脱毛に対しても、がんっていう病気のイメージも変えていきたい」


【the SOCIAL viewより】