日テレNEWS
社会
2020年4月3日 3:13

厚労省「オンライン診療」認める条件検討

新型コロナウイルスの感染者が急増し「医療崩壊」が危惧される中、厚生労働省で「オンライン診療」を認める条件についての検討会が行われました。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況を踏まえ、2日、厚生労働省でオンライン診療についての検討会が行われました。オンライン診療を認めるケースとしておおむね意見が一致したのは、「治療中の慢性疾患を定期受診中の患者」と、「過去に受診歴のある患者」に対して新たな症状についての診断と処方を行う場合です。

一方、「過去に受診歴のない患者」に対してのオンライン診療には慎重な意見が多くみられました。理由として、「まったく初めての患者をオンラインで診察すると、医療の質が下がり、見逃しや重症化のリスクが高く、逆に医療崩壊を起こす危険性がある」ということなどが指摘されたためで、検討会は「期間と地域を非常に限定する必要がある」との考えを示しました。

ただし、「かかりつけ医からの情報提供を受けた場合」に関しては、過去に受診歴がない患者でもオンライン診療を認めてよいとの意見が多く、院内感染が発生して外来の診療を中止している医療機関の患者への活用が期待されています。

また、今後、患者数の増大を受けて無症状の感染者や軽症者に対して自宅や宿泊施設での療養が行われるようになった場合は、「フォローアップのためのオンライン診療は有効なのではないか」という意見が出されました。

検討会での議論の内容は3日の規制改革推進会議で報告され、会議の結果を踏まえて、厚労省がオンライン診療の適用方針を取りまとめるということです。