花束を医療従事者へ「キャンセルフラワー」
結婚式などの中止が相次ぎ、キャンセルされた花を生かす、新たな取り組みが始まっています。
18日、都内の生花店で行われていた花束作り。その目的は・・・
ローランズ原宿店 オーナー 福寿満希さん「このあと、医療従事者の方にお届けする予定です」
新型コロナウイルスが広がる中、頑張っている医療従事者などに、花束を贈るプロジェクトが始まったのです。
感染拡大をうけて中止された結婚式などの「キャンセルフラワー」。
こちらの店では先月、結婚式がキャンセルで0件に。“廃棄するしかない花を、別の形で生かせないか”と、今回のプロジェクトを考えたということです。
クラウドファンディングで資金を募ったところ、想定の8倍となる、約110万円が集まりました。
ローランズ原宿店 オーナー 福寿満希さん「いろんな方の応援の気持ちで、お花の仕事ができているのがうれしいです」
18日、作られた花束は神奈川県の病院へ。
ローランズ原宿店 オーナー 福寿満希さん「こちら作った花束になります」
思いは海を渡り、沖縄の病院にも。
病院スタッフ「ありがとうございます。癒やされました」
ローランズ原宿店 オーナー 福寿満希さん「『ありがとう』という声をいただけると、お花を通じて、やれることがあってよかったなと。花を通じた活動を続けていきたい」
“キャンセルフラワー”の依頼は1か月で約600件。今後は、仕事が増えている、配達員やドラッグストアなどへも送られる予定です。
2020年5月18日放送 『news every.』より