政治系YouTuber過激化? そのワケ【それって本当?】
東京都議選と夏の参院選が迫ってきました。日本テレビのニュース番組では、「投票前に考える それって本当?」と題して、選挙の際にあふれる様々な情報とどう向き合っていくべきか考えていきます。
今回は、いまSNSで存在感を増している「政治系YouTuber」です。取材をすると、再生回数目当てに情報の正しさが後回しになったという経験を答える人も…どう向き合うべきなのでしょうか。
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先月、とある街頭演説を訪れると、そこにはスマートフォンや望遠カメラを構える人たちが。
彼らは演説や政党の会見などをSNS上で配信する、政治系YouTuberです。
政治系YouTuber
「副業という形で行っているのですが、最高月収80万円くらい」
再生回数などに応じて、収益が得られることもあり、ブームは加速。今、選挙結果を左右するほどの影響力を持っているとも言われています。
さらに、演説動画などに、独自の解説コメントを加えて発信するYouTuberも現れるなど、そのスタイルは多様化。
ガッツリ国会ch 【葉子の政治解説】運営
「私たちの動画見て『参議院選とか行ってみようかな』とかって思ってくれたらいいな」
彼らは政治や選挙にどんな影響をもたらすのでしょうか。
まず私たちが取材したのは――
平和の使者 もん運営
「(Q.機材すごくないですか?)腕がないので機材に頼ろうという戦術。150万円くらいかけてる」
普段は空調設備会社の社長をしている50代男性。ある政治団体の主張に共感し、演説のライブ配信などをしています。
活動頻度は週6日ほど、収益はおよそ月に10万円といいますが…
平和の使者 もん運営
「活動にかかる費用もそれ以上にかかってます。駐車場とガソリン代だけでもそれくらいいっちゃってます」「収益は別になきゃないでいい、正直言って」「(支持する団体の活動が)広がってくれればいいなって思いが強いです、圧倒的に」
配信の視聴者は2万人を超えることも。演説の現場に来られない視聴者に感謝され、支持する党の活動が広がっていくことがやりがいだといいます。
政治系YouTuberは、現場に足を運ぶ人ばかりではありません。
世間を賑わすニュースあれこれ運営・林さん(仮)(30代)
「切り抜きチャンネルを始めてからは、あっという間に次の月には(月収)10万円、20万円、30万円、40万円。どんどん伸びていって、最高月収80万円くらい」