西日本豪雨から5年 災害を風化させない 愛媛・西予市でも追悼
愛媛県では西日本豪雨から7日で5年を迎えました。ダムの緊急放流により住民が犠牲となった西予市から中継です。
私の後ろに見えるのは西予市と大洲市を流れる肱川です。現在は穏やかに流れていますが5年前の西日本豪雨の際にはきょう7月7日の早朝、肱川上流にある2つのダムが緊急放流。川が氾濫し9人が亡くなりました。
また土砂災害も県内各地で発生し、愛媛県では関連死を含め33人が犠牲となりました。
被災地では朝から献花式などの追悼行事が行われたほか、ここ西予市野村町では災害を風化させまいと、地元の小学生が、復興に携わる市の職員から当時の様子や復興状況を聞きながら、町を見て回る授業が行われました。
川の向こう側は、西日本豪雨まで住宅が立ち並んでいた場所ですが、浸水の被害を受けて取り壊され現在、ヘリポートを備えた復興公園の建設が進んでいます。災害に強く、地域の活性化につながる街づくりを目指し、住民の皆さんを中心に話し合いが重ねられています。
5年を迎えましたが復興はまだ道半ば。被災地は少しずつその歩みを進めています。