ミャンマー大地震から1か月、日本の支援団体が訴え「被災地への関心持ち続けて」
ミャンマーの大地震から、きょう28日で1か月。現地で医療活動を行った日本の団体は「被災地への関心を持ち続けてほしい」と訴えました。
手作りの担架にのせられ、運ばれる男性。被害が大きいミャンマーのザガイン地域で地震発生から、およそ1週間後に撮影された映像です。
現地で医療活動を行ってきた日本のNGO団体「ピースウィンズ・ジャパン」によりますと、医療体制が充実していないミャンマーでは、発災から時間がたっても治療を受けられていないケガ人が多く、また、紛争下であることから、国際的な支援が届きにくい状況が続いているということです。
現地で200人ほどを診療した稲葉基高医師は「世の中の関心が薄れることが、被災地にとって大きなダメージになる」と述べ、多くの人に関心を持ち続けてほしいと訴えました。
団体は、今後は倒壊した家屋の再建などが復興のために重要になるとして、物資の支援も続けていくということです。
最終更新日:2025年4月28日 15:25