テント内でガスボンベ爆発…キャンプで何が
北海道・苫小牧のキャンプ場で、7日夜、テント内のガスボンベが爆発しました。当時、テントでは男女5人がバーベキューをしていました。なぜ爆発が起きたのか。テント内にいた男性が取材に応じました。
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北海道・苫小牧市のキャンプ場。一部が黒く焼け焦げたテントの天井には大きな穴が。食事中だったのか、広げられたままのテーブルや、紙皿などが確認できます。
7日午後8時頃、消防にかかってきた1本の通報。
──テント内でガスボンベが爆発し、ケガ人がいる
警察などによりますと、20代~40代の男女5人がテント内で炭を使ってバーベキューをしていたところ、キャンプ用ガスボンベ1つが突然、爆発したということです。5人は顔や手足に軽いヤケドを負い、病院へ搬送されましたが、命に別条はありませんでした。
爆発から一夜明け、テントの中にいた男性が当時の状況を語りました。
当事者の男性「テントの中でくつろいでいた状態でした。その時に爆発したというか。何が起きたかはわからなかったです。(テント内には)炭を置く台があったり、爆発したと言われているボンベも近くにあった」
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なぜ、ガスボンベは爆発したのでしょうか。
カセットコンロ用の物を使った実験映像では、ストーブの近くであたためられると……画面全体が火で覆われるほど激しく爆発します。
実験を行った製品評価技術基盤機構(=nite)によりますと、わずか10分ほどでも爆発の危険があるということです。
警察などによりますと、今回爆発したテントの中にはストーブがあり、その横のテーブル上にガスボンベが置かれていたことが判明。ストーブでガスボンベが熱せられた可能性があるとみて、詳しく調べています。