３度目の緊急事態宣言初日となった２５日の東京や大阪の人出は、前の週と比べると減少しましたが、１回目の緊急事態宣言の時と比べると、大幅に増加していることがわかりました。一方、宣言後初の平日の２６日は、通勤客があまり減っていないとの声も聞かれました。

会社員「（電車や街の人は）そこまで減ってないような気がします」「（ＧＷに実家の）大阪に帰ろうと思っていたのですが、とりあえずいったんやめて、ゆっくりしようかなと思ってます」

携帯電話の位置情報の解析によりますと、都内の繁華街の２５日午後３時台の人出を、１週間前の日曜日と比べると、銀座駅でマイナス３２．２％、渋谷センター街でマイナス２７．５％、新宿駅でマイナス３２．０％など、各地で減少がみられました。

ただ、去年の１回目の緊急事態宣言後の初めての日曜日（去年４月１２日）と比べると、３倍前後の人出となったところもあり、いずれも大きく増加しています。

一方、同じく大阪の２５日午後３時台の人出は、１週間前と比較すると、梅田駅でマイナス４７．３％、なんば駅でマイナス３１．０％など減少がみられましたが、こちらも１回目の緊急事態宣言後の初めての日曜日と比べると、３倍前後の人出となっています。