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海外での臓器移植後に国内の医療機関受診543人

2023年6月8日 17:25
海外での臓器移植後に国内の医療機関受診543人

臓器移植をめぐり厚生労働省が行っていた調査で、海外で移植後に国内の医療機関を受診した患者が543人にのぼることがわかりました。

厚労省は、ことし2月に国の許可を受けずに海外で臓器移植をあっせんした疑いで、NPO法人の理事が逮捕された事件を受け、海外で移植手術を受けた患者の実態調査をおこないました。

調査によりますと、ことし3月末時点で海外で臓器移植を受けた後、国内の医療機関を受診した患者は543人だったということです。

このうち渡航先ではアメリカが227人と最も多く、次いで中国が175人ということです。また、国内外で移植を受け国内の医療機関で通院中の患者の総数はことし3月末時点で3万1684人でした。

厚労省は今回の調査結果を受け、「臓器移植手術を国内で完結出来るよう体制の強化を進めていく」としています。

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