拉致被害者の家族らが、石破首相と面会し、解決に向けた対応を改めて求めました。家族らは「日朝首脳会談に向け具体的に詰めてほしい」などと訴えています。

拉致問題解決に向けた協力を要請するため、先月末から今月にかけアメリカを訪問した家族会の横田拓也代表らは、石破首相と面会し、「私たちが必ず解決する覚悟をアメリカに伝えられた」などと成果を報告しました。

拉致被害者家族会　横田拓也代表（56）
「求めているのは全拉致被害者の一括帰国であるということ、そして共に脅威ある北朝鮮と闘ってほしいということを（アメリカに）伝えました」「今度はこの私たちの思いを、日本政府が具体的に外交につなげてほしいと思ってます」

これに対し石破首相は、未帰国の拉致被害者家族の親世代が、横田早紀江さんだけになっていることに触れ、「早紀江さんが元気なうちに、喜んでいただく機会が訪れるように政府をあげて対応させていただきたい」などと述べました。

面会を終えた横田代表は、「解決するのは当事国である日本政府の責任」「日朝首脳会談に向けて具体的に詰めていってほしい」などと、日本政府に対し、解決に向けた対応を改めて求めました。