東京・大田区を拠点とする、覚醒剤の密売組織の責任者とみられる暴力団幹部の男ら3人が逮捕されました。

警視庁によりますと、指定暴力団・稲川会系暴力団幹部の野武宏充容疑者ら3人は去年9月、東京・品川区のマンションで覚醒剤だとして、およそ0.2グラムの薬物を現金1万円で客に譲り渡した疑いなどがもたれています。野武容疑者は、大田区蒲田を拠点とする密売組織の責任者とみられています。

蒲田周辺では、15年ほど前から覚醒剤の密売が横行していて、密売組織と客とをつなぐ携帯電話の番号などから、野武容疑者の関与が浮上したということです。

警視庁は3人の認否を明らかにしていませんが、この密売組織の売り上げのうち、少なくとも5億円が暴力団の資金源になっていたとみて調べています。