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社会
2021年7月10日 1:19

五輪“無観客”決定…影響は選手・企業にも

東京五輪について、1都3県などで無観客とすることが決まりました。約30年間、夏季五輪を観戦する石川恭子さんは「一番近いのに一番遠い、手が届かないオリンピックみたい」と話します。決定により、対応に追われるスポンサー企業も─。

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平塚市の担当者
「リトアニア選手団のうち1名が、陽性の疑いとなり」

7日に来日し神奈川・平塚市で事前キャンプを行っていた、リトアニア代表の男子競泳選手1人の陽性が、判明しました。入国した際の空港検疫では陰性でしたが、翌日行ったPCR検査で陽性になったといいます。

また、新たにイスラエルの選手団の1人も、羽田空港の検疫で陽性が確認されました。

オリンピック開幕まであと2週間となり、ついに聖火が東京に到着しました。さらに、続々と海外の選手団も来日し、オリンピックムードが高まる中─。

組織委員会・橋本会長
「残念だが無観客を決定した方が」

大会組織委員会などは、オリンピックの観客について、1都3県は無観客とすることを決定しました。また、茨城県は招待された地元の児童生徒のみとなり、宮城・福島・静岡では収容定員の50%以内で1万人以下となりました。

そして、9日夜、北海道についても昼夜問わず、無観客とすることが決まったといいます。

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この決定を受けzeroが訪ねたのは─。

 「(Qこの格好は)いつもの応援のフル装備です」

およそ30年間、夏季オリンピックを見に行っているという石川恭子さん(51)が見せてくれたのは─。

石川恭子さん
「1992年バルセロナのオフィシャルマップですね」

30年間分のグッズやお土産の数々でした。今回は、女子レスリングのチケットが当たっていたため、応援の準備も万端だったといいます。

石川恭子さん
「笑顔で応援しているように見える。(Q笑顔に見えますね)ね!そうでしょ。遠くから見えると、笑顔で応援してるような感じ」

無観客については─。

石川恭子さん
「率直に言えば残念ですけど、無観客にならざるを得ないと思う。一番近いのに一番遠い、手が届かないオリンピックみたいな」

現在は、オンラインで世界中の人と一緒に応援する方法を模索しているといいます。

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観客制限の影響は選手にも出ていました。

テニス男子・オーストラリア代表のニック・キリオス選手は、「オリンピックを辞退することをお知らせします。観客のいないスタジアムでのプレーはぼくにふさわしくない」と無観客と体調を理由に出場辞退を発表したのです。

さらにスポンサー企業からも─。

 「もうちょっと早めに判断してほしかった。先日も菅総理は『先手先手』と言っていたが、もうその時期じゃない」(スポンサー関係者)

無観客の決定により、対応に追われる企業が相次いでいるといいます。

7月9日放送『news zero』より。