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2021年7月22日 10:24

宮城で東京五輪初の「有観客」…対策は?

宮城で東京五輪初の「有観客」…対策は?
(c)NNN

東京五輪で初の有観客となったサッカー女子の試合が21日、宮城で開催されました。新型コロナウイルスの対策が徹底され、観客からは満足の声が聞かれました。一方、無観客となった東京では、「近くで五輪を感じたい」と柵の外から見守る人の姿がありました。

■初の“観客あり”で…感染対策は?

21日、宮城・利府町の宮城スタジアム。東京オリンピックのサッカー女子で、中国対ブラジル戦と、ザンビア対オランダ戦の2試合が行われました。

大会ボランティアの女性が、小走りで慌ただしく動いていました。今大会で初めての、観客を入れての試合となったため、「ちょっとまだ、初日でございますので…」と忙しそうに汗を流していました。

初の有観客試合となり、どのような体制で新型コロナウイルス対策をしたのでしょうか。

宮城スタジアムの会場責任者
「『(観客が)来るまで』『(試合を)見るとき』『帰るとき』で(感染対策を)強化しています」

■「有観客の1人になれた」喜び

来場時は、ボランティアも距離を空けて会場の誘導を行い、消毒や検温はもちろん、会場の至る所にスピーカーが設置され「三密を回避し…」とひっきりなしにアナウンスが流れています。

ある来場者は「このやり方、これだけの人数の制限の仕方を見たら、全然(不安はない)」と話しました。

観戦中は声援NGですが、中国対ブラジル戦では、ゴールしそうになると「おーーー」と思わず声が漏れる場面もありました。

2試合で約3000人が来場しましたが、グループごとに距離が取られ、遠目に見ると、スタンドはほとんどが空席でした。

観戦した子(7)
「(生で見られて)うれしかった。ブラジルがすごく強くておもしろかった」

観戦した男性
「生で見ることだけが今日の楽しみというか。3.5%と言われる有観客の1人になれた、その喜びだけです」

試合後、ある観客は「特にどこに寄る予定もありませんので」と言いました。直帰が呼びかけられ、飲食店などには寄らずに、真っすぐ家に帰るという人が多く見られました。

■無観客でも人出「少しでも雰囲気を」

一方、東京・調布市の東京スタジアムでは21日、サッカー女子のスウェーデン対アメリカ戦が無観客で行われました。試合中も外からは音が聞こえず、状況は分かりません。それでも「少しでも近くでオリンピックを感じたい」と、足を運んだ人たちの姿がありました。

会場に来た男性は「オリンピックを肌で感じられたらなと思って、近くまで寄ってみました」と言います。

サッカーのポーズをして記念写真を撮る家族もいました。「もともと今日、(この試合を)観戦する予定だったんですけど、それが観戦できなくなって、雰囲気だけでも味わえたらなと思って」と話します。

直接見られなくても、柵の外から試合を見守りました。子どもは「いろんな競技を見て、日本のスポーツについてよく知りたい」と言い、テレビでのオリンピック観戦を楽しみにしています。

(7月21日『news zero』より)