“手足口病拡大”患者数「警報」レベルの約3倍 大人も感染リスク…重症化も 対策は?
藤井貴彦キャスター
「大人も注意が必要なんですね?」
小栗解説委員長
「はい、KARADA内科クリニックの佐藤昭裕院長によりますと、子どもから感染して、親が重症化するケースもあるそうなんです。また、大人から大人に飛まつなどで感染するということなので、注意が必要です」
藤井貴彦キャスター
「なぜ今年はこんなに流行しているのか、背景はあるんですか?」
小栗解説委員長
「佐藤院長によりますと、コロナの時期は行動制限があったり、マスクをしていたりしていて、手足口病の感染者が少なかったので、抗体ができていないこと。それから、コロナが流行した時期に比べて、感染症対策が徹底されなくなったことが要因ではないかと話しています。ひと夏に複数回かかる人もいるということなので、一度かかったからといって油断はできません」
藤井貴彦キャスター
「ただ、かからないようにするには、どうしたらいいんでしょうか?」
小栗解説委員長
「基本的なことになりますけれども、マスク・手洗いの徹底です。それから、手足口病のウイルスはアルコールで完全に消すことはできないということなので、石鹸でしっかりと洗い流すようにしてください。また、症状が消えてからも2週間ほどは便の中にウイルスが残っているので、子どものおむつをかえるときには、手袋をしっかりすること。それから、替え終わったら手を洗うことも大切だということです」
藤井貴彦キャスター
「清水さんは、多くの人に会うこともあると思いますが、感染症の対策は何かしていますか?」
空手家 五輪銀メダリスト 清水希容さん(『news zero』木曜パートナー)
「空手は素足で行うことが多いので、その中で、靴で(歩いたところを)素足で(歩くこと)というふうな場合があるので、そうなってしまうと感染リスクが高くなってしまいます。なので、普段から石鹸で洗うようにしていて、やっぱり手洗いうがいは大事なんだなと感じました」
(7月11日放送『news zero』より)