ロナプリーブ オミクロン患者へは推奨せず

新型コロナウイルスの治療に使われている抗体カクテル療法「ロナプリーブ」について、厚生労働省は、オミクロン株に対して効果が1000分の1に低下するとして、オミクロン株の患者への投与は推奨しないと発表しました。
軽症者や中等症の患者向けの抗体カクテル療法「ロナプリーブ」について、厚生労働省は、オミクロン株に感染した患者やオミクロン株への感染の蓋然(がいぜん)性が高い場合は、投与を推奨しないと発表しました。
アルファ株やデルタ株など、これまでのウイルスと比べるとオミクロン株に対しては、中和活性が1000分の1に低下することが明らかになったということです。
厚生労働省は、こうした内容について全国の自治体に通知するとしています。
一方、同じ中和抗体薬で「グラクソ・スミスクライン」の「ソトロビマブ」については、一定の効果は認められるとしています。