彼岸の23日、都内では事件捜査などで活躍した警察犬を供養する慰霊祭が行われました。

東京・板橋区には警視庁の事件捜査や災害救助で活躍した286頭の警察犬をまつる慰霊碑があり、23日は警視庁の鑑識課長ら26人の警察官と警察犬3頭が慰霊祭に参列しました。

去年7月以降に埋葬された警察犬7頭のうち「アリスト号」は8年9か月で626回出動していて、2022年には山梨県内のキャンプ場で行方不明になっていた女児の遺体の一部を発見するなど、多くの事件捜査に貢献してきました。

岡部誠幸鑑識課長
「（亡くなった警察犬は）私たち警察官にとって、よき仲間、よき相棒でした。今までありがとう、本当にご苦労さまでした。こういう気持ちで供養をさせていただきました」「亡くなった警察犬の分まで、これからも治安維持に全力を尽くしてまいりたい」

捜査員たちは多くの現場をともにした仲間に祈りをささげていました。