ユネスコ「世界の記憶」登録 「三種の仏教聖典叢書」展覧会始まる 東京・増上寺
ユネスコの「世界の記憶」に登録されたばかりの仏教の経典の展覧会が19日から東京・増上寺で始まりました。
展覧会には17日、ユネスコの「世界の記憶」に登録された「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」が展示されています。
仏教の教えを伝えるため木版印刷で作られた経典で、12世紀から13世紀、中国や朝鮮で数多く刷られたものの一部が日本にもたらされ、徳川家康がおよそ1万2000点集めて、増上寺に寄贈しました。
15世紀以前のこうした経典が戦禍などを免れて、ほぼ完全な状態で残っているのは、世界でも増上寺のみで、仏教研究に欠かせない史料だということです。
来場客「歴史あるものが教科書でしか見たことなかったので、大変貴重なもので勉強になりました」
展覧会は、9月8日まで行われます。
最終更新日:2025年4月19日 21:08