岩手県大船渡市で発生した大規模な山林火災。火の手が市街地の方向に向かっているということです。

大船渡市長「避難指示地区が拡大されました。市民においては速やかにご近所等へ声かけして、積極的に避難することを求める」

岩手県大船渡市で今も延焼している山林火災は鎮圧のメドが立っていません。26日から出されていた避難指示は27日に対象範囲が広がり、1340世帯、3306人となりました。

消防によりますと、火は赤崎町合足の西側にある山の尾根を越え、燃え広がっているといいます。

西から東に吹いていた風が弱まった影響か、市街地の方向に火の手が向かっているということです。大船渡市では10日連続で乾燥注意報が出されていて、週末にかけても継続される見通しです。

また、今回の火事との関連は調査中ですが、焼けた男性の遺体が見つかっていると岩手県は発表しています。