「外出控え」強まる……GWの“理想と現実” SNSで嘆き「宿が高い」「ガソリン代が高いから節約」【#みんなのギモン】
忽滑谷アナウンサー
「上位4つの割合を去年と比較してみると、(1位の)『自宅で過ごす』は3.2ポイント増。他の3つは(マイナス0.6ポイント~マイナス3ポイントと)減っています」
「去年よりも外出控えの傾向が強まっていて、なおかつお財布のひももギュッと固くなっている様子がうかがえる結果かもしれません」
森アナウンサー
「もしかするとこの辺りにも物価高の影響が出ているのかもしれませんね。家でおとなしくという気持ち、わかります」
忽滑谷アナウンサー
「SNSでも、『ガソリン代が高いから節約のために近場にしようかな』『インバウンド需要で宿が高い』『日帰りにしようかな』といった声が上がっていました」
山崎誠アナウンサー
「宿が高いという話がありましたが、僕もこの間、国内で1泊で出かけました」
「土曜から日曜なので普段よりは比較的高いんですけど、ビジネスホテルが3万円ぐらいして、なんとか1駅隣で1万円台を見つけてそこにしました。そういうホテルが増えると尻込みする気持ちはわかりますね」
忽滑谷アナウンサー
「そんな葛藤をより具体的に数字で表したものがあります。本当にやりたいことと実際の予定を5000人に聞いたインテージの調査です。ここからわかるのは、世間のゴールデンウイークの理想と現実にどれほどギャップがあるのかということです」
「まずは『海外旅行』について。5.2%の人が本当は行きたいと思っていますが、実際に予定している人は1.3%にとどまっています。『テーマパーク』は6.0%の人が行きたいと思っていますが、予定しているのは2.1%です」
「『国内旅行』は行きたいと思うのが16.9%なのに対して、実際は7.7%。9.2ポイントの差がありました。日取りやコストということもあってこの結果になっているのかもしれません。(最多の)『自宅で過ごす』はまさに逆転していて、10ポイント以上差があります」
「本当はどこかに行きたい(27.1%)けれども、仕方なく今年のGWは自宅で過ごそう(37.3%)という葛藤が、この10ポイント差に漂っています」
森アナウンサー
「理想と現実のギャップもそうですが、『国内旅行』や『テーマパーク』の数字を見てみると、行きたいと思うだけなら、もっと大きな数字でもいいわけですよね。そもそも、旅行に行くという気持ちにもなれないという方が多いのかなと…」
鈴江アナウンサー
「そうですね。その理由も気になるところではありますよね」
忽滑谷アナウンサー
「外出控えが強まっている背景について、この調査を行ったインテージは、混雑を回避したいという心理以上に、経済的な負担や外出コストが増えていることを要因として挙げていました」
直川キャスター
「私は東京に来るまで、福島と東京を行き来する期間がありました。東京で宿泊するよりも福島との往復の新幹線代を払った方が安いので、泊まらずにわざわざ帰ってまた次の日に来るということで、節約していました。(宿泊費が)高いんですよね」
忽滑谷アナウンサー
「出かけた先で泊まるということのハードルが高くなっているというのもあるかもしれないですよね」