農水省で「備蓄米の試食会」3年分を食べ比べ
古いコメは「おいしくないのではないか」というイメージを変えようと、農林水産省は備蓄米を食べ比べる「試食会」を開催しました。
江藤農水相
「世の中には『古米』という言葉もありますが、古い米という字から伝わるイメージ“食味劣るのではないか”とありますけども、そうじゃないということをきょうはわかっていただければと」
農水省の大臣室で行われた「備蓄米の試食会」。「去年」と「おととし」のコメに加え、今後、放出される可能性のある「3年前」のコメも用意されました。
銘柄はいずれも同じ、茨城県産の「にじのきらめき」です。実際に、記者も食べ比べてみましたが、味も香りも違いがわかりませんでした。
23日から3回目の入札を始めた備蓄米10万トンは、すべて2023年に収穫されたもので、4回目以降は3年前のコメが含まれる見通しです。
農水省は、備蓄米も通常販売されているコメに比べて味が劣らないという理解を広げたい狙いです。