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2025年の桜 開花はいつ頃?最新の開花予想が発表 一足先に早咲きの桜が続々見頃に

2025年2月27日 18:20
2025年の桜 開花はいつ頃?最新の開花予想が発表 一足先に早咲きの桜が続々見頃に
まつだ桜まつり(26日撮影)

長期間居座った寒波が去ると同時に、各地で春先取りの暖かさが訪れています。週末にかけてさらに気温は上がる見込みですが、このように暖かくなってくると、気になるのが桜の開花時期。最新の予想をまとめました。

■早咲きの桜続々見頃に

ソメイヨシノの前に一足先に見頃を迎えているのは早咲きの「河津桜」。神奈川県三浦市では、例年30万人ほどが訪れる三浦海岸桜まつりが開催中で、多くの人でにぎわっている様子が見られました。ことしは長期間居座った寒波の影響で開花が遅れ、桜まつりの期間を3月9日(日)までと、一週間延長したということです。

また、神奈川県の松田町でも26日時点で七分咲きに。菜の花のほか、富士山と河津桜が一緒に撮影できるということで、人気のスポットになっているようです。まつだ桜まつりも、寒波が長引いた影響などで桜の成長が遅れたとして、開催期間を1週間延長し、3月16日まで行うということです。

■最新! ソメイヨシノの開花予想は

春先取りの暖かさを感じると、そわそわと気になってくるのがソメイヨシノの開花時期です。26日(水)に日本気象協会が発表した桜の開花予想によると、2025年の桜の開花は西日本と東日本でおおむね平年並みで、北日本は平年並みか早い予想に。開花のトップは東京で、3月22日の予想です。その後、福岡で23日に、名古屋で25日に、大阪で27日に開花し、3月末までに九州から関東にかけての広い範囲で開花する見込みです。さらに、4月に入ると桜前線は東北まで北上し、仙台で4月4日に、青森で18日に開花し、札幌でも25日には開花する予想となっていて、北にいくほど平年よりも早い開花になりそうだということです。

関東では、東京で3月22日に開花した後、横浜で23日に、熊谷で25日に、前橋で27日に、水戸・宇都宮・銚子で28日に開花の見通しです。

■「600℃の法則」で自分でも予想を

この先“春先取りの暖かさ”や“寒の戻り”を繰り返しながら、次第に桜の花芽は生長を進めますが、開花時期を最高気温を使って簡易的に予想する方法があることをご存じでしょうか。それが『600℃の法則』です。

これは「2月1日からの最高気温を足していき、その合計が600℃を超えた頃に桜が開花する」というものです。

東京の過去の記録を調べてみると、2020年は599℃で開花(3月14日)、2021年は612℃で開花(3月14日)、2022年は627℃で開花(3月20日)、2023年は593℃で開花(3月14日)、2024年は769℃で開花(3月29日)となっています。

2024年は大きくズレがありましたが、その他の年は1日~2日程度のズレに収まっています。ちなみに2025年の東京都心は27日の時点で「318.6℃」となっています。今年は何度で開花するのか、楽しみですね。

最終更新日:2025年2月27日 20:31