今季のハタハタ漁 記録的な不漁となった昨季並みの漁獲量になると予想
今シーズンのハタハタ漁について、県は記録的な不漁となった昨シーズン並みの漁獲量になるとの予想を明らかにしました。
県や漁業関係者などは毎年この時期、ハタハタ漁の在り方について協議しています。
昨シーズンのハタハタの漁獲量は沖合・沿岸合わせて111トンで資源保護のための禁漁が明けた1995年以降最低となりました。
県水産振興センターは男鹿沖の水温が高く生き残る稚魚の数が少ないことが漁獲量低迷の原因だと分析しています。この状態は今シーズンも続いているため、県は漁獲量が昨シーズン並みのおよそ110トンにとどまると予想しています。こうしたことから23日の会議では今シーズンも漁獲枠を設けずに漁に出る日数を地区ごとに設定し、漁獲量を管理することを決めました。
また、県水産振興センターはメスのブリコの成熟度合いから、今シーズンの季節ハタハタの初漁日を来月2日と予想しています。まもなく本格的なハタハタの季節を迎えますが、危機的な状況は続きそうです。