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インフル猛威……年末年始の“薬不足”が追い打ち 「薬を長めに出して」はNG 急な発熱があったら?【#みんなのギモン】

2024年12月27日 10:15

■年末年始にインフル…どうすれば?

忽滑谷こころアナウンサー
「薬局もそうですが、医療機関も開いているところ、閉まっているところがありますから、心配ですよね」

菅原解説委員
「確かに年末年始は開いている医療機関が限られて困りますよね。インフルエンザの患者が急増しているという『新ゆり内科』の高橋央院長によると、まずは自分で検査するキットがあるので、それを買っておいて検査するのがおススメだということです」

「検査のタイミングは熱が出て半日後で、解熱剤をのんでも下がらない時に検査してほしいとのことです。その上で陽性と出てしまったら、各地域に年末年始の休日診療所が運営されるので、そこに行くのがいいということです」

「高橋院長も薬不足の深刻さを訴えていて、患者さんには『長めに出して』と言うのは控えてほしいといいます」

鈴江アナウンサー
「本当に必要な分だけですよね」

菅原解説委員
「年末年始なので長めに欲しいのはわかるけれども、今の状況でそれをやるとひっ迫してしまうということでした」

「特に小さなお子さんなどは、インフルエンザ脳症の可能性があります。高熱が続いて意識がおかしい、うわごとを言うなどの場合は救急外来を受診してほしいということです」

■相談窓口も…年末年始の“体の異変”

桐谷キャスター
「私の子どももインフルエンザになった時は『脳症に気をつけてね』『ちょっとおかしくなったらすぐ救急車呼んで』と言われたんですけど、救急車を呼ぶのはすごく迷うんですよ」

菅原解説委員
「大人でも、突然の激しい頭痛、手足のしびれ、胸・背中の激痛、顔半分が動きにくい・ゆがむなどの症状があった場合にはすぐに119番で救急車を呼んでください」

「どうしようと迷った時は、地域の救急相談窓口に相談してください。固定電話やスマートフォンから#7119(救急安心センター)で相談することができます。子どもの場合、休日や夜間で判断に迷ったら#8000(子ども医療電話相談)もあります。覚えておくと便利です」

「ただ地域によって対応時間や曜日が変わりますので、今のうちに確認しておくのが安心かなと思います」

鈴江アナウンサー
「私ももしもの時のために#7119や#8000は携帯に保存しています。年末年始の地域のイレギュラーな状況を確認しておくことと、手洗いやうがいなどの基本的な対策も大事ですよね」

菅原解説委員
「年末年始は帰省などで人の移動がそもそも増えますし、初詣など人の多い場所に行く機会もあると思います。いつもより感染が広がりやすいということを念頭に、できる範囲で予防をお願いしたいと思います」

(2024年12月26日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)

【みんなのギモン】

身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト

最終更新日:2025年5月1日 12:53