京都市中心部が冠水、車水没も 水道管が破損…原因は老朽化
30日未明、京都市中心部で水道管が破損し、周辺の住宅街では車が水没するなどの被害が出ました。
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30日未明、京都市で撮影された映像には、道路から勢いよく水があふれ出している様子が映っていました。
動画を撮影した氷室希有さん
「上にバーッというよりジャバジャバとあふれ出てくる感じ。20分ぐらいいたけど、明らかに最初に見た時より水がどんどん増えていて」
撮影者は危険だと判断、すぐに警察に通報したといいます。
動画を撮影した氷室希有さん
「軽自動車とかだと地面が隆起しているところを通ったら、ジャンプするみたいな感じになっていた。(前に)トラックが陥没の地面に入った事故もあったので、これは危険だなと」
同じ時間帯、近くの防犯カメラには突然、画面の下から水が流れ込んでくる様子が。次第に水の量は増えていき、1分もたたないうちに、道路は川のようになってしまいました。
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記者
「京都市下京区上空です。道路から大量の水があふれ出し、辺り一帯水浸しになっています」
夜が明けても、陥没した道路からは大量の水があふれ出していました。
近隣住民(京都市下京区)
「午前5時ごろに消防署の方が来られて『上水道が破裂して流れているので外に出ないでください』と。その時に開けたらワーッと水が入ってきて慌てて閉めて」
──(水は)どれぐらいまで?
近隣住民(京都市下京区)
「恐らくこの辺ぐらいまで流れていたと思います」
現場となったのは、京都市中心部を通る国道1号にある交差点。南に1キロほどの位置に京都駅があるほか、清水寺や二条城など、日本を代表する多くの文化財に囲まれた場所にあります。
ゴールデンウイークのまっただ中、片側4車線の道路では交通規制が行われ、一時、長い渋滞が発生していました。
生活への影響も…。
車が水没した人
「外をのぞくと川になっていた。下におりてみると、ご覧の通り駐車場が水没していた」