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都議選まで1か月 焦点は?【#きっかけ解説】

2025年5月22日 21:26
都議選まで1か月 焦点は?【#きっかけ解説】

ニュースのその先を考える記者解説。22日のテーマは「都議選まで1か月 焦点は?を考える」です。社会部・都庁担当の内藤記者です。

東京都議会議員選挙は来月13日告示、22日投開票の日程で行われます。

■都議会の勢力図

定数は127人、42の選挙区で争われます。

現在、第一党は、30議席を持つ自民党、続いて、都民ファーストの会、公明党、共産党、立憲民主党などとなっています。

都議選は“小池都政の中間投票”という意味も持ちますので小池知事を支持する自民、都民ファースト、公明の「知事与党」が過半数をとるのかが注目です。

■各党ごとに注目すべきポイントについて

今年は都議選と参院選が重なる12年に1度の年で、前哨戦とも位置付けられる都議選に、各党、力を入れて候補者の擁立を進めています。

まず、自民党は、政治資金パーティーの収入が政治資金収支報告書に不記載だった問題の逆風が続く中第一党を維持できるかが焦点となりそうです。

都議会自民党の幹部は「強烈に厳しい選挙になる」と話しています。

また、小池知事が特別顧問を務め8年前の都議選で圧勝した都民ファーストの会は4年前、議席を減らし、現在、第二党となっていますが、小池知事の知名度をいかし再び第一党を目指します。

ーー小池知事の都議選に向けた動きはどうでしょうか。

小池知事は党のユーチューブチャンネルに登場するなど党のPRに積極的です。

その一方で、党の幹部は「“小池さんの党”というイメージだけではなく候補者と政策を知ってもらいたい」とも話していて、SNSの発信を強化しています。

公明党はこれまで23人の候補者を擁立し全員、当選を果たしていました。しかし、複数のベテラン都議が引退することなどに伴い、候補者を22人に絞り込み、今回も全員当選を目指しています。

ーー野党はどうでしょうか。

現在、都議会の野党第一党は共産党、次いで、立憲民主党となっています。

プロジェクションマッピングなどを税金の無駄遣いと指摘していて小池都政への批判票を取り込み、野党としての存在感を示すことができるのかが焦点です。

続いて、現在、1議席を持つ日本維新の会です。都議は「1議席だと無所属扱いになり、議会での発言の機会も少なく悔しい思いをした」と話していて、都議選では、複数の候補者を立てて勢力拡大を狙います。

ーー去年の都知事選で次点だった石丸伸二氏の「再生の道」などの動きはどうでしょうか。

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