新生児取り違え訴訟 小池都知事「控訴しない」と表明 生みの親を速やかに調査へ
67年前、東京都立の墨田産院で別の赤ちゃんと取り違えられた男性が訴えていた裁判で、生みの親の調査を命じられた東京都の小池知事は、控訴しないことを明らかにしました。
小池知事は25日の会見で、「取り違えを生じさせた都として判決を受け入れ、控訴しないことを決断した」と述べ、速やかに調査を開始する方針を明らかにしました。
東京都は、調査の開始時期は未定としていますが、今後、調査方法を検討し、国や墨田区と調整しながら進めていくということです。
原告・江蔵智さん(67)「調査をしていただけるということ、大変、期待しております。ほっとしましたが、来週にでもその調査をしていただきたい気持ち」
江蔵さんの弁護団は、「まだスタートライン。調査がしっかりと実行されるように、引き続き、都と連絡を密にしていきたい」としています。