「家族じゃない人には…」同性パートナーが事故で意識不明に…面会も容体確認もできず選んだ“養子縁組”
■結婚しているカップルには言わない“悲しい言葉”
──タカシさんが事故に遭われて2年半、言われて辛かった言葉などありますか。
考え方は人それぞれだと思うんですけど、人によっては「もう放っておいて自分の違う人生を歩んだらいいんじゃない」というようなことを、悪気なく言ってくる人もいました。ある意味、僕のことを思ってくれているのかもしれないですけど。
結婚しているカップルだったら、あまり言わないことだと思います。そういう言葉を聞くとちょっと悲しくなりますね。
──今、タカシさんはどういったことを世の中に伝えたいと思っているんでしょうか。
マイノリティーの人たちの保障について。普通の人にはある“最低限の保障”のようなものがありません。
やはり同性婚であったり、それに準ずる法律があることで、私のような辛い目に遭うことがかなり減ると思うんですね。しかもそれがあることで迷惑を被るってことはなかなかないんじゃないかなと僕は思うんですね。そういう意味で、同性婚のような何か保障をしてくれる制度は早急に必要なのではないかなと思います。
考え方は人それぞれだと思うんですけど、人によっては「もう放っておいて自分の違う人生を歩んだらいいんじゃない」というようなことを、悪気なく言ってくる人もいました。ある意味、僕のことを思ってくれているのかもしれないですけど。
結婚しているカップルだったら、あまり言わないことだと思います。そういう言葉を聞くとちょっと悲しくなりますね。
──今、タカシさんはどういったことを世の中に伝えたいと思っているんでしょうか。
マイノリティーの人たちの保障について。普通の人にはある“最低限の保障”のようなものがありません。
やはり同性婚であったり、それに準ずる法律があることで、私のような辛い目に遭うことがかなり減ると思うんですね。しかもそれがあることで迷惑を被るってことはなかなかないんじゃないかなと僕は思うんですね。そういう意味で、同性婚のような何か保障をしてくれる制度は早急に必要なのではないかなと思います。
僕と会えなかった時期と重なるのですが、タカシさんは、事故から1年半ぐらいの記憶があまり残っていません。最近、退院に向けた介護指導などがあり、よく病院で顔を合わせて話すことになったのですが、そこからの回復の伸びがすごい、と言われました。ありがたいことに、僕と一緒になって元気になってくれたというのはとても感じています。
元々60歳を超えたら、少しずつ2人で楽しむ人生にしたいと言っていました。多少、身体的にも制限が出てしまったので大変なことはあると思うけれども、今、本人がだいぶ気持ちを持ち直してきて、色々なところに行きたいとか、そういう前向きな気持ちを持っています。事故前と変わらず、2人でこれからの楽しめる人生を築き上げていけたらいいなと思っています。
日テレ報道局ジェンダー班のメンバーが、ジェンダーに関するニュースを起点に記者やゲストとあれこれ話すPodcastプログラム。MCは、報道一筋35年以上、子育てや健康を専門とする庭野めぐみ解説委員と、カルチャーニュースやnews zeroを担当し、ゲイを公表して働く白川大介プロデューサー。
“話す”はインクルーシブな未来のきっかけ。あなたも輪に入りませんか?
番組ハッシュタグ:#talkgender
“話す”はインクルーシブな未来のきっかけ。あなたも輪に入りませんか?
番組ハッシュタグ:#talkgender
最終更新日:2024年10月22日 21:17