国内で初めて、商業用原発の原子炉の解体が進められている、中部電力の浜岡原子力発電所で、解体作業の様子が公開されました。

中部電力は2009年から、浜岡原発1号機と2号機の廃炉作業を進めていて、これまで原子炉本体の解体に向けて、タービン建屋での解体作業を進めていました。

先月からは2号機の原子炉の解体工事に着手していて、22日は、直径6メートル・重さ55トンある、原子炉圧力容器の上蓋を、大型の切断機で解体する作業が公開されました。

この解体作業は、4段階ある廃炉工程のうちの3段階目にあたる工程で、商業用原子炉の解体の着手は、国内で初めてだということです。

中部電力は、浜岡原発1号機、2号機とも、2035年度までに原子炉の解体を終え、廃炉の完了は2042年度を予定しています。