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リニア工事現場近くで「六価クロム」検出 資材の不適切な管理が原因と明らかに JR東海

2024年9月25日 18:02

岐阜県恵那市のリニア中央新幹線のトンネル工事現場で、観測用の井戸から有害物質が検出されていた問題で、JR東海は、25日、資材の不適切な管理が原因だと明らかにしました。

JR東海によりますと、今年4月、恵那市のリニア中央新幹線「長島トンネル」の工事現場で、掘削で発生した残土置き場近くの観測用の井戸から有害物質である「六価クロム」が検出されていました。「六価クロム」は基準値の1.5倍の数値だったということです。

施工業者が基準値を超えていることに気づかず、JR東海が約1か月以上あとに気づきました。

これをうけ、JR東海は、25日、「六価クロム」が検出された原因について、「六価クロム」を含むセメント系の資材が適切に管理されておらず、資材に雨水が当たり、流れ出た可能性があると明らかにしました。

JR東海は、施工者に対し適切な報告を行うよう指導し、流出の原因とみられる資材を適切な方法で管理するよう徹底するということです。

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