心臓の精密検査のため、東大病院に入院していた上皇さまが10日午前11時半ごろ、4日ぶりに退院されました。

上皇さまは10日午前11時半ごろ、東京・文京区の東京大学医学部附属病院を、上皇后さまに付き添われて退院されました。

91歳の上皇さまは先月中旬の定期健診で、冠動脈から心臓の筋肉への血流が不十分になる状態の「心筋虚血」が疑われる所見が見られ、再検査でも、その可能性が高いと診断されたため、今月6日、東大病院に入院し、心臓の状態を把握するために必要な検査を受けられていました。

入院中は上皇后さまが毎日、病院を見舞い、側近によりますと、上皇さまは落ち着いた様子で過ごされていたということです。

上皇さまは、午前11時45分ごろ、4日ぶりにお住まいの赤坂御用地・仙洞御所に戻られました。