競馬などの利益約3億円を申告せず1億2000万円超を脱税か 会社員ら2人を刑事告発 東京国税局
都内の会社員ら男性2人が、競馬で得た利益それぞれ約3億円を申告せず、所得税1億2000万円以上を脱税した疑いで、刑事告発されました。
所得税法違反の疑いで東京国税局査察部に刑事告発されたのは、いずれも都内に住む会社員・谷強氏と、会社役員の徳中棟梁氏です。
関係者によりますと、2人は、2021年までの2年間で中央競馬などで得た利益について、それぞれ3億円あまりを収入として申告せず、谷氏は所得税約1億3600万円、徳中氏は所得税約1億2600万円を脱税した疑いが持たれています。
2人は、知人など60人以上の名義を借りて網羅的に馬券を購入できるシステムを用いて、1レースあたり何百通りもの馬券を購入し、多いときには月に20億円以上の払い戻しを受けていたということで、脱税で得たカネを投資などにあてていたとみられています。
2人はいずれも日本テレビの取材に対し、「申告を行い、納税も済ませた」とコメントしています。