愛子さま きょうまで万博会場を視察 書かれた「夢」とは
天皇皇后両陛下の長女、愛子さまが8日に引き続き万博会場を視察されました。シンガポール館で書かれたのは、ご自身の「夢」。どのような内容だったのでしょうか。
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2日目となる9日も、一目見ようと集まった人たちから歓迎を受けました。愛子さまは8日から、大阪・関西万博の会場を訪問されています。
2日目となる9日は、まず、関西の伝統的な祭りに使う「だんじり」を熱心にご鑑賞。大阪府の吉村知事に、「生で見ると迫力があってよかったです」と伝えられたといいます。
外国が出展しているパビリオンでは“国際交流”もされました。
次に視察されたのは、シンガポール館です。愛子さまは、「いつかマーライオンと写真を撮りたい」と話されていたといいます。大使との会話も楽しまれていました。
「いろいろなアイデアを取り込まれて、シンガポールが思い描いているものがいま現実になっている。近年ではソーラーパネルもすごく薄くて壁や窓にも」
また、自らの“夢”を書くエリアでは、タッチパネルに「世界平和」と指で書かれたということです。
愛子さまにとって、万博の訪問は今回が“初めて”となります。
55年前に開催された大阪万博では、同じく“初訪問”だった当時小学生の陛下もシンガポール館を訪ねられています。ワニやカメが飼育されている池を興味深そうに見つめられていました。
さらに9日、シンガポール館に展示されていたのは、ラン。両陛下のご成婚を記念して命名された「マサコ・コウタイシ・ヒデンカ」という花です。
愛子さまは「名前をつけてくださってありがたい」「母も喜ぶと思います」と話されていたということです。
午後、愛子さまは複数の国々が共同で出展するパビリオンでケニアのブースを視察されました。去年2月、宮中での昼食会に初めて出席し、ケニアの大統領夫妻らと会話をされていたこともあり、愛子さまにとってゆかりのある国です。
2回目の単独地方公務となった、今回の万博訪問。愛子さまは、9日に、東京に戻られます。