コメ高騰で“肉”にも意外な影響が【キキコミ】

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○櫻井
実は今、コメ価格の高どまりが「お肉」にも影響を及ぼしているということで、取材してきました。
○櫻井
「こんにちは」
伺ったのは栃木県日光市にある、養豚農家です。
○櫻井
「こちらはどのくらいのブタがいて、1日どのくらいのエサを与えることになるんですか?」
○今市ファーム永吉幸次さん
「3000頭この建物でいます」
○櫻井
「3000?」
○永吉さん
「肉豚用のエサで1日だいたい4トンですよね」
○栃木県開拓農協 秋元一郎さん
「これがですね、うちの豚の仕上げのエサです」
「エサの中には飼料用米が45%入っています」
○櫻井
「45%」
「およそ半分は、お米が入っている?」
○秋元さん
「お米が入っています」
「こちらがお米を食べて育ったとんかつ“平牧三元豚”です。ぜひ食べてみてください」
○櫻井
「いただきます」
「色がまずきれいですよね、ちょっと白みがかっているというか」
○秋元さん
「お米を食べていると脂身が白くなるんですね」
○櫻井
「やわらかくて…あっ…甘い!」
「うまみがじゅわーっと広がってきますね!」
○櫻井
「特に脂身が甘みを感じますね」
「お米を食べて育った豚肉は甘みが特徴ですか?」
○秋元さん
「お米を食べると甘みが増すとはよく言われていますね」
○櫻井
「コメ価格の高騰がどういった影響を及ぼしていますか?」
○秋元さん
「主食用米の値段が上がっていることに対して、飼料用米の生産が減ってきている」
「どうしても飼料用米から主食用米にシフトしているという形です」
「減った分についてはブタには我慢してもらって、コメの量を減らすという形をとろうと思っています」