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【解説】上皇さま、6日から検査入院へ 「心筋虚血」の疑いのため

2025年5月5日 18:36
【解説】上皇さま、6日から検査入院へ 「心筋虚血」の疑いのため

上皇さまは「心筋虚血」を疑う所見がみられるため、6日から検査入院されることになりました。宮内庁担当キャップの加納美也子記者が解説します。

   ◇

森圭介キャスター
「上皇さまが可能性が高いと診断された『心筋虚血』とは、どういうものなのでしょうか」

宮内庁担当キャップ 加納美也子記者
「はい。心筋虚血とは、冠動脈から心臓の筋肉への血流が不十分になる状態のことをいいます」

「東京慈恵会医科大学循環器内科の本郷賢一教授にお話をうかがったところ、心筋虚血の状態になると、心臓の血管が細くなって血流が悪くなり酸素不足になるということです」

「上皇さまは2012年に心臓のバイパス手術を受けられていますが、そのような既往歴があり91歳という高齢を考えると、心筋虚血になることは全く不思議ではないということです」

「側近によると、今回は心電図の所見で疑いがあることがわかったということです」

「本郷先生によると緊急性が認められる状態にはないと思われますが、悪化すると狭心症や心筋梗塞になる可能性も否定できないことから、早めに詳しい検査をして、必要があれば治療を行うための入院ではないかということでした」

森キャスター
「上皇さまは、現在安静にされているのでしょうか?」

宮内庁担当キャップ 加納美也子記者
「側近によると、上皇さまに自覚症状はみられないということです」

「上皇さまは、日課としてお住まいの仙洞(せんとう)御所がある赤坂御用地内を散策されています。散策は4日の夕方まで続けていましたが、5日朝は取りやめられたということです。それ以外は食事も含めてこれまで通り、日常生活をお住まいの仙洞御所で送られているということです」

「上皇さまの東大病院での検査入院は、6日から数日にわたるとみられています」

最終更新日:2025年5月5日 18:36
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