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23℃でも心肺停止に…熱中症「まだ大丈夫」? 春でも油断禁物 医師「今から始めた方がいい」対策4選【#みんなのギモン】

2025年4月22日 9:39
23℃でも心肺停止に…熱中症「まだ大丈夫」? 春でも油断禁物 医師「今から始めた方がいい」対策4選【#みんなのギモン】
各地で、早くも夏日や真夏日となっています。最高気温が23℃の日に熱中症の疑いで救急搬送されたケースも。まだ暑さに慣れていないこの時期は、「まだ大丈夫」と油断しがちです。汗をかいて体温調節できるようにする対策を今から始めておくと有効です。

そこで今回の#みんなのギモンでは、「熱中症対策 やるなら今から?」をテーマに解説します。

■4月なのに…九州で30℃以上の真夏日

加納美也子・日本テレビ解説委員
「21日も暑かったですよね。本格的な真夏の暑さが来る前に、熱中症対策を始めておくといいんです。まだ4月だというのに、この日の最高気温は熊本・鹿北(山鹿市)で30.3℃、福岡・久留米で30.0度と、30℃以上の真夏日となりました」

「また、東京都心でも最高気温が25.1℃になるなど、各地で夏日も続出しました」

森圭介アナウンサー
「本当に暑かったですし、日焼け対策もそろそろしないといけないのか…。この間まで寒いと言っていたのに、という感じですね」

■草刈り作業中の53歳男性が心肺停止

加納解説委員
「20日、鳥取・倉吉市で地区の草刈り作業に参加していた53歳の男性が心肺停止の状態で倒れているところを発見され、救急搬送されました。熱中症の疑いがあるということです。倉吉ではこの日、最高気温が23℃でした」

鈴江奈々アナウンサー
「23℃と聞くと、確かに暑くなってきたなという気温ではありますが、まだ過ごしやすい方なのかなと。熱中症と聞くと『あれ?』という気持ちになりますね」

加納解説委員
「意外ですよね。ただ、関東でも既に熱中症で患者が搬送されているんです」

「19日、暑いまちとして知られる埼玉・熊谷市の埼玉慈恵病院。医師が『きょうは歩いていたんですか? 外。そしたら具合悪くなっちゃったんですか?』と尋ねました。搬送されたのは、外出中に歩けなくなったという80代の男性です。最高気温は29.8度でした」

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■80代男性が…去年より15日早い搬送