天皇陛下がリトアニア大統領と懇談 「時間があればジョギングをしています」 盆栽についても英語で紹介

天皇陛下は、大阪・関西万博の視察のため来日中のリトアニアの大統領と懇談されました。
天皇陛下は9日午前11時、大阪・関西万博を視察するため来日中のリトアニアのギターナス・ナウセーダ大統領をお住まいの御所で出迎え、約25分間懇談されました。
大統領は、2007年にリトアニアを訪れた上皇ご夫妻や、第二次世界大戦中迫害を受けたユダヤ人に「命のビザ」を発給したリトアニア駐在の外交官・杉原千畝氏について触れ、「国民は大変よく覚えています」と話すと、陛下は、記憶されていることに感謝の言葉を伝えられたということです。
また、大統領から多忙な中、何かスポーツをされていますかと尋ねられると、陛下は「時間があればジョギングをしています」とにこやかに答えられたということです。
両国の自然についても話題となり、陛下が「最近自然環境が脅かされるような状況が生じつつあることを案じています」と話されると、大統領も「全く同感です」と応じました。
さらに、盆栽が趣味だという大統領に、陛下が、御所にあるカエデと松の盆栽について英語で由来などを紹介される場面もありました。