石川県能登半島を襲った記録的な大雨で、いまだ2人の安否がわかっていない輪島市久手川町では、懸命な捜索が続いています。中継です。

住宅4棟が押し流された塚田川の周辺は、26日は日差しが強く、気温以上に暑さを感じる一日となりました。まもなく日没を迎えますが、その時間のギリギリまで捜索が続いています。

26日の捜索は朝6時ごろから始まり、手作業で丁寧に土砂を掘り起こすなど慎重に行われていました。輪島市久手川町では、男女2人の死亡が確認され、前川政二さんと、中学3年生の喜三翼音さんの安否がわかっていません。

一方、塚田川の河口から1キロほどの輪島市大野町の海岸で25日、男性の遺体が見つかりました。警察は、安否がわからない前川さんの可能性もあるとみて、身元の確認を進めています。

これまでに亡くなった人は11人、行方や安否のわからない人は6人となりました。石川県の馳知事は26日、早期に激甚災害に指定するよう、国に求めることを明らかにしています。