福井市の海沿いにある学校で30日、地震による津波を想定した高台への避難訓練が行われ、子どもたちは命を最優先に行動することの大切さを学んでいました。

日本海を望む国見小中学校では毎年、地震で大津波警報が発表されたとの想定で避難訓練を行っています。

子どもたちは校舎からグラウンドに出て、全員の避難を確認した後、ライフジャケットを着けて学校の裏山にある高台へ登っていきました。

この学校のある地区では、最大クラスの津波が悪条件下で発生した場合、高さは最大で3・7メートルに達し、到達まで13分と想定されています。

■避難訓練を行って
「13分以内で避難できて、ライフジャケットを早く着て、安全に避難できたらよい」
「津波とか地震は突然起きるから、その時に備えて日常でも準備をしていきたい」

津波の到達が予想される際の避難行動について、指導にあたって消防士は「大切なものを家に忘れても決して取りに戻らず、命を最優先にした行動を取ってほしい」と呼びかけていました。