県内唯一勝山市で自生 ミチノクフクジュソウの花が見ごろ 地元児童が保護を呼びかけ
勝山市北谷町で自生しているミチノクフクジュソウの花が見ごろを迎え、保全活動に取り組んでいる地元の児童たちが25日、花や周辺の環境を調査しました。
鮮やかな黄色い3センチほどの花を咲かせたミチノクフクジュソウ。
国の準絶滅危惧種に指定されていて、県内では北谷町の一部でしか自生していないことから、勝山市はこの一帯を天然記念物に指定しています。
大雪の影響で花は例年より1か月ほど遅れて見ごろを迎え、村岡小学校の6年生27人がミチノクフクジュソウの保護を呼びかける看板を取り付けました。
この後、花の咲き具合をタブレットを使って撮影し、後日アプリを活用して周囲の環境やほかの植物についても調べる予定です。
■児童
「思ったよりいっぱい自生していていいと思った」
「ミチノクフクジュソウを絶滅させないために、花の上を通らないでほしいし、もっと増やしていけたらいいなと」
学校では今後も、雑草の刈り取りなど保全活動を続けていく予定です。
花は5月半ばまで楽しめるということです。