27日の県内は各地で最高気温が10度を超え、春の足音が感じられる日となりました。28日はさらに暖かくなる見込みです。

県内は高気圧に覆われ、最高気温は坂井市三国で13.1度、福井で11.9度、敦賀で11.4度などとなりました。

最高気温が10度を超えるのは11日ぶりで、ところによっては3月下旬並みの暖かさとなりました。

このうち最高気温が10.6度となった小浜市では、養殖業者がおよそ1キロ沖合の若狭、養殖用のロープを引き上げ、大きいもので長さ2メートルまで育ったワカメを次々と刈り取っていました。

ワカメは去年11月下旬に種を仕込んだもので、27日はコンテナ17箱分にあたる340キログラムを収穫しました。

■角野正典さん
「今年は全体に良かった感じ 雪とか降るとワカメの成長がいい 時期のものなので、たくさん食べてもらえたら」

一方 越前町の水仙ランドでは、スイセンが例年よりも1か月以上遅く見ごろを迎え、可憐な花が海から吹く風に揺れていました。

現在は5分咲きで、3月中旬まで楽しむことができそうです。

■観光客
「咲き具合がとてもきれいで幸せ 苗を買って帰りたい」
「30分くらい眺めている 海の方から水仙の香りが上がってくる ずっとここにいたい」

福井地方気象台によりますと、28日はさらに暖かくなる見込みで、予想最高気温は福井で12度、大野で11度、敦賀で12度となっています。