関西電力大飯原発3号機で放射線の値が通常の2.5倍に 環境への影響なし
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27日午後、関西電力大飯3号機で、放射線の値が通常よりも2.5倍高い数値が検出されました。 周辺環境への影響はなかったということです。
県によりますと、27日午後1時ごろ、およそ20分間にわたって、関西電力の大飯原発3号機の放射線を監視するモニターで、通常より最大でおよそ2.5倍高い値が示されました。
この数値は、注意を示す値のおよそ3分の1以下ということで、周辺環境への放射能の影響はないということです。
当時、大飯原発3・4号機では、廃棄物を処理する建物で、放射濃度を確認するための装置の取り換え工事や、4号機の原子炉を冷却する水の量を調整するタンクで作業が行われていて、これが原因とみられるということです。
関西電力では今後詳しく調査することにしています。
なお大飯原発3号機は稼働中でしたが、運転に影響はなかったということです。