防犯カメラが捉えた 県内の薬局を狙った侵入窃盗事件が相次ぐ 調剤室で保管していた薬が盗まれる
12日から13日にかけて、県内の薬局を狙った侵入・窃盗の被害が相次いでいることがわかり、警察は連続窃盗事件とみて捜査を進めています。
真夜中。人けのない薬局のまわりを自転車でうろつく怪しい人影。
このあと薬局に侵入し、店内を物色した後、住宅街へ姿を消しました。
犯行にかけた時間はわずか4分でした。
捜査関係者などによりますと、12日から13日にかけて、福井市と坂井市の薬局あわせて3店舗で、侵入・窃盗の被害が確認されました。
いずれも、閉店後の無人になった店舗が狙われ、犯人は入り口や店の裏口のガラスを割って侵入していて、調剤室で保管していた薬が盗まれたということです。
■近くの住民
「人の通りは少ないほう 夜間はめったにいない あさ警察が2人来て、外の方でカメラで写真を撮っていた」
県内の薬局では、去年10月にも現金や薬剤を狙った連続窃盗事件が起きていて、警察では同一犯による犯行とみて、周辺の防犯カメラの映像を調べるなどして捜査を進めています。
事件の発生を受けて警察は、県薬剤師会を通じて、薬局に注意喚起のチラシを配り、出入り口や薬を保管する場所の鍵かけなどを徹底するよう呼びかけています。