「台風1号」発生 1951年以降、5番目に遅い発生に 今後の進路や影響は?

気象庁によりますと、11日(水)午前9時に南シナ海で「台風1号」が発生しました。台風は今後、中国大陸へ上陸し、日本付近への直接の影響はない見込みですが、週末は熱帯由来の非常に湿った空気が梅雨前線を刺激するおそれもあり、今後の動向に注意が必要です。
■「台風1号」発生 1951年以降5番目に遅い発生に
11日(水)午前9時に、南シナ海で「台風1号」が発生しました。中心気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートルとなっていて、時速15キロで西北西に進んでいます。
2025年は台風1号の発生が遅く、1951年の統計開始以来、5番目に遅い発生となりました。
台風1号は今後、中国大陸に上陸し、その後16日(月)には熱帯低気圧に変わる見込みです。日本への直接的な影響はないとみられますが、週末は熱帯由来の非常に湿った空気が日本付近に流れ込んで、梅雨前線の活動が活発化するおそれもあり、今後の動向に注意が必要です。