北陸銀行の中澤宏頭取は、いわゆる「トランプ関税」を巡り、福井のものづくりにも影響が出るとの見通しを示しました。

中澤頭取は21日、FBCを訪れ、トランプ政権が示す政策はころころと変わるとした上で、しばらくは「静観」すべきとしました。その上で、福井は製造業が発達しているとし、アメリカへ製品を輸出したり、中国からアメリカへ製品を輸出する企業に対して部品などを供給したりしている企業には、影響が出る可能性があると指摘しました。

■北陸銀行 中澤宏頭取
「皆さんが想定されるよりも相当高いハードル。多少なりとも巡り巡って、ものづくりに影響してくると考えている」

一方で「トランプ関税」は、企業にとってアメリカ一辺倒の市場を見直すきっかけになる他、国内のインフレが落ち着く可能性があり、ポジティブにとらえる必要もあるとしました。