今シーズンのスギ花粉"飛散終了" 平野部では増加、山間部は少ない傾向に 福井大学など調査結果公表

今年の県内でのスギ花粉は4月末で飛散が終了し、福井市や坂井市の平野部では、去年に比べて飛散量が1.5倍から2.5倍ほどに増えたことが、福井大学などのまとめで分かりました。
福井大学は県などと協力し、県内6つの市町にそれぞれ観測地点を設けて、花粉の飛散状況に関する調査を続けています。
大学によりますと、今年のスギ花粉は2月17日に飛散が始まり、4月29日で終了したということです。また、分析の結果、今年は福井市や坂井市など平野部での飛散量が去年に比べて1.5倍から2.5倍ほどに増えた一方、永平寺町や勝山市それに敦賀市といった山間部や海岸沿いの地域では、去年に続いて飛散量は少ない傾向にあったということです。
福井大学では地域ごとに対策も異なるとして、今後も観測を続けるとともに、県民に対して情報提供を続けていきたいとしています。
最終更新日:2025年5月12日 14:03