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救急車の出動急増 背景に何が…知っておきたい救急電話相談【福島】

2024年2月12日 18:49
救急車の出動急増 背景に何が…知っておきたい救急電話相談【福島】

もしもの時の支えとなる「救急車」をめぐって今、ある問題が浮上しています。

それは出動件数の急激な増加です。

その理由として新型コロナの行動制限緩和もあげられていて、他県では、救急車を有料化する動きも出てきています。

いざという時のために、日ごろから備え、私たちの命を支えてくれている救急医療。

その要と言っても良い、救急車をめぐって今、ある問題が浮上しています。

郡山消防本部・通信指令室では…
「119番消防です。火災ですか?救急ですか?」

それは、救急車などを呼ぶ119番通報が急増しているのです。

郡山消防本部 消防課 野口悟 救急係長
「新型コロナウイルス感染症の影響により2020年、2021年と119番の件数は減少しましたが、救急件数の増加に伴い、2022年、2023年と119番通報の件数が増加している傾向にある。」

その理由の一つとされているのが新型コロナウイルスです。

感染拡大に伴う行動制限などで、救急出動は一時、大きく減少。

しかし、その後、行動制限の緩和によって人の移動が活発となり、郡山消防本部管内の2023年の救急出動件数は1万9242件と過去最多となりました。

救急車の出動件数が増えると、命を守る体制にも大きな影響でます。

救急車は、台数が限られるため、出動が多くなれば、その分、到着に時間がかかるのです。

郡山消防本部 消防課 野口悟 救急係長
「心肺停止の患者さんや脳卒中、心筋梗塞、一刻一秒争う患者さんに対して時間がかかってしまうのでかなりの影響が出ると思う。」

このまま救急車の出動が増え続けると助かる命も助からなくなってしまいかねない、そんな懸念があるのです。

この救急出動をめぐる問題。

三重県では、すでに大きな問題となっていて、松阪市は救急車の有料化を決断。

救急搬送され、入院に至らなかった場合は、7700円を徴収すると発表し、話題を呼びました。

他県でのこうした動きに県内からは?

まちの人は(県内出身でアメリカから一時帰国中)
「必要だと思う。そうじゃないと何でもない人まで簡単に呼んじゃうので。私今アメリカにいるんですけどすごくお金を取られる。」

まちの人は
「ためらっちゃうと思う。」

まちの人は
「ここで呼んでいいのかどうかというのは考えちゃいますよね。」

普段使わないからこそ「いざという時に救急車を呼んでいいものか、迷う」そんな声も聞かれました。

実は、こういう時に役立つ電話相談窓口があるんです。

それが#7119。

郡山消防本部 消防課 野口悟 救急係長
「福島救急医療相談の#7119を利用していただいて、119番するかどうか自分で医療機関を受診するかどうか判断してもらえればと思う。」

この#7119、県内では2023年4月から始まり、24時間いつでも看護師が相談にのってくれます。

ただ、急病の場合は迷わず、救急車を呼びましょう。

症状が悪化してから救急車を呼ぶケースも多く、早めに医師に診てもらうことは大切です。

郡山消防本部 消防課 野口悟 救急係長
「意識がいつもと違う状態や呼吸状態がいつもと違う、呼吸をしていない、そのほか脳卒中を疑われるような突然の頭痛、麻痺、言語障害、心臓病、心筋梗塞を疑うような急な胸痛とか冷や汗を伴ったような状況であれば迷わず119番をしていただければと思う。」

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