除染土を首相官邸などの敷地内で再利用へ 政府が検討・福島
福島第一原発の事故に伴う除染作業で発生した県内の除染土をめぐり、政府が首相官邸などの敷地内での再利用を検討していることがわかりました。
県内の除染で出た土「除染土」は、大熊町と双葉町にまたがる中間貯蔵施設に保管されていて、2045年3月までに県外で最終処分するとされています。
この除染土をめぐり、政府は首相官邸や中央官庁の敷地内での再利用を検討していることがわかりました。
5月末にも取りまとめる最終処分や再利用の基本方針に盛り込む見通しで、国民の理解を広げる狙いです。
安全性を確認する実証事業などをのぞくと放射性物質の濃度が低い土を再利用する全国初の事例となる見通しです。
国は、容量を減らすため放射線量の低い除染土を全国の公共事業などに使うことを想定しています。
最終更新日:2025年5月23日 12:01