「マッチングアプリにアクセスするため」1066万円をだまし取られる 戻ってくると説明され被害
マッチングアプリにアクセスするためだとして金を要求され、その後も違約金などの名目で金を振り込むよう求められ、45歳の自営業の男性が計1066万円余りをだまし取られました。
警察によりますと、福岡県直方市の45歳の自営業の男性はことし4月、SNSで知り合った女性名義のアカウントとやりとりする中で、マッチングアプリを使う別の女性名義のアカウントを紹介されました。
このマッチングアプリにアクセスするには3段階の認証と金が必要と指示され、男性は3回にわたり、計10万円余りを指定された口座に送金し、だまし取られました。
その後、紹介された女性とマッチングアプリでやり取りしようとしたところ「あなたのミスでアカウントが凍結された」と金を要求され、違約金や解約手数料の名目で9回にわたり、計1056万円余りを指定された口座に送金し、だまし取られました。
男性は「振り込んだ金は請求したら戻ってくるので大丈夫」などと説明されていたということです。
解約手数料として100万円を支払ったあと、さらに手数料として数百万円を要求されたことから被害に気づき、警察に相談しました。
警察は「面識がない人からの金の話は大変危険で、送金前に家族や周囲の人に相談してほしい」と強く呼びかけています。