「全然採れない・・・」和白干潟でアサリの生息調査を兼ねた潮干狩りイベント【福岡市東区】
ゴールデンウイーク2日目の27日、福岡市東区ではアサリの生息調査を兼ねた潮干狩りイベントが開催されました。
27日午後、福岡市東区の和白干潟で開催された潮干狩りイベントには、家族連れや地元の高校生など約90人が参加しました。
アサリの生息調査を兼ねたもので、参加者たちは、熊手やスコップを使いながら、水分を含んだ砂を掘っていきます。
■参加者
「(アサリが)全然採れないなという感覚が・・・」
■参加者
「(過去には)袋いっぱいに持って帰った記憶があるので、もっと 掘ったら出てくるイメージだった」
福岡県では、卵を産む前の3センチ以下の小さなアサリを採ることが禁止されていて、採れたアサリの大きさを一つずつ測り、3センチ以下は海に返します。
きょうのイベントでは全部で524個のアサリが採れましたが、3センチを超えるものは、わずか4個しかなかったということです。
アサリの減少には、温暖化や海藻の異常繁殖などが影響しているとみられ、イベントを主催した団体は、アサリを保護するための活動を続けていきたいとしています。