現場にブレーキ痕なし 車は踏切で一時停止しなかった可能性 小学生4人のうち1人が骨折「過失運転致傷」も視野 福岡
福岡県筑紫野市で19日、小学生4人がはねられた事故で、車の運転手が手前の踏切で一時停止しなかった可能性があることが捜査関係者への取材で分かりました。また、現場にブレーキ痕はなかったことも分かりました。
午後3時半前、筑紫野市針摺西の交差点で発生した事故では軽乗用車が店舗に衝突して横転し、そのはずみで小学4年の男児4人をはねたとみられています。
この事故で男児1人が足を骨折する重傷、軽乗用車を運転していた74歳の女性もろっ骨を折るケガをしています。
女性は事故後、「踏切を越えて左折しようとしていた」と話していました。
捜査関係者によりますと、踏切と現場が近いにもかかわらず、店舗の損傷が激しいことなどから軽乗用車が踏切で一時停止せずスピードを出したまま進み、事故を起こした可能性もあるということです。
現場にはブレーキ痕もありませんでした。
警察は過失運転致傷の疑いも視野に、女性から話を聞くなどして事故の状況を詳しく調べる方針です。